ガードルの選び方:ウエストも考慮した商品とサイズ選び

太ももの脂肪吸引をしてガードルをご購入下さった方から、ウエストがきついとご意見を頂戴する事が時々ございます。
2015年頃にもこのようなご意見がありましたので、クリニック様にご意見をお聞きしています。
結果としては「ウエストを広げる必要なし」 とのご意見の方が多くございましたが、広げる事を強くご希望のクリニック様がございまいたで、ウエストを1cmだけ広げる変更をしています。

その後もずっとウエストについて気にかけており、時々クリニック様にご意見をお聞きしていますが、「変更の必要なし」のご意見の方が多いです。

この「ウエストがきつい」のご意見につきましては、太ももの脂肪吸引術が大きく影響をしておりますので、ご説明をさせて頂きたいと思います。

こちらをご確認頂きます事で、商品選び、サイズ選びのご参考になりましたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

1.なぜ、ウエストがきついのか?

1-1.脂肪吸引によってウエスト、太ももでサイズが合わなくなる方がいる

なぜ、ウエストがきついのか?と言いますと、
ウエストの脂肪吸引をしたことがいない方が、太ももの脂肪吸引をすると、ウエストはそのままで、太ももだけがサイズダウンします。そのため、ウエストと太ももでサイズが合わなくなります。

(例)ウエストMサイズ、太ももMサイズ  の方が太ももだけ脂肪吸引をすると、太ももだけSサイズ になる。
←以下のご説明は、それぞれMサイズの方を元にしたものとなりますが、考え方をご理解(イメージして)頂く事を目的としておりますので、サイズはご自身に当てはめてご覧いただけますと幸いです。

ご注意
体系は個人差がありますので、脂肪吸引のサイズが、ウエストMサイズ、太ももMサイズ の方だけではなく、 
・ウエストLサイズ、太ももMサイズ の方
・ウエストMサイズ、太ももLサイズ の方
など色々いらっしゃいます。サイズはご自身に当てはめながらご覧いただけますと幸いです。

1-2.脂肪吸引をした部位を優先して、圧迫着のサイズを選ぶ

圧迫着のサイズ選びは、脂肪吸引をした部位を優先にしてサイズを選びますので、太ももの脂肪吸引をした場合は、サイズダウンする太ももでサイズを選ぶ事になります。
そのため、脂肪吸引をしていないウエストは、きつくなってしまいます。

(例)ウエスト Mサイズ 、太もも Mサイズ の方が太ももの脂肪吸引をする
→サイズダウンする太ももを優先して、圧迫着はSSやSサイズを選ぶ場合が多いです。そのため脂肪吸引をしていないウエストはMが合うはずですが、SSやSを着用となります事になりウエストがきつくなります 。

2.脂肪吸引をする方の体形の割合

2-1.クリニック様にご質問:脂肪吸引される方の体系について

サラマシェリの商品をご使用頂いておりますクリニック様に、2024年に下記のご質問をお聞きして、ご回答をお願い致しました。

質問
太ももの脂肪吸引をされる方の体形につきまして、下記A、Bのどちらの人が多いのでしょうか?

A: 脂肪吸引に、ウエスト M、太ももM で同じサイズになる。
(例)脂肪吸引 ウエスト Mサイズ 太もも Lサイズ → 脂肪吸引、ウエスト M、太もも Mサイズ

B:   脂肪吸引は、 ウエストM 、太ももM で同じサイズだった人が、脂肪吸引太ももの方がサイズが小さくになる
(例) 脂肪吸引 ウエスト Mサイズ、太もも Mサイズ →  脂肪吸引 ウエスト M 太もも Sサイズ

2-2.クリニック様からのご回答

質問へのご回答の結果は、A 4割強 : B 6割弱 でございました。

つまり、脂肪吸引にウエスト、太もものサイズが同じ方が、太ももだけの脂肪吸引をしますので(脂肪吸引)、太ももだけサイズダウンする方が多いと言う事になりました。

3.体系の割合から、ガードルの設計(型)を考える。

3-1. ガードルの設計(型)の変更なし

このご回答だけから考えますと、ウエストがきつい方の方が割合(6割弱)として多くなりますので、「ガードルのウエストを広げた方が良い」となるかもしれません。

ですが、「サラマシェリとしては、ガードルのウエストの変更はしない」と結論を出しました。

3-2. 設計(型) の変更をしない理由

・サラマシェリのガードルには、ファスナー付がありますので、 Bの方でウエストがかなりきつい方の場合ホックを上1つ2つ分上げずにご着用頂くなど、工夫の余地があります。
・Bの方が6割近くと多いですが、Aの方も4割以上いらっしゃり、型の変更をしてしまうと工夫の余地が少ないAの方にサイズが合わなくなってしまいます()。
・ファスナー有りガードル、ファスナー無しガードルで、さらに微調整する事もできますが、サイズ選びが複雑になる。
など色々ありましたので、設計(型) の変更をしない事にしました。

Bの方が極端に多い場合には、ウエストの型を変更するかもしれませんが、現状は半分より少し多い程度のため、変更せず、注意点として気を付けていきたいと考えております。

4.ガードルの選び方について(ウエスト考慮したおすすめ)

上記のご説明を踏まえて、ガードル選びにつきまして、弊社の考えをお伝えいたします。
ご参考になりましたら幸いです。

4-1. ファスナー有り、股空きタイプを優先 (基本)

サイドファスナー付 オープンクロッチ ニーロングガードル(ひざ下丈)
サイドファスナー付 オープンクロッチ ニーロングガードル(ひざ下丈)
サイドファスナー付 オープンクロッチ アンクルロングガードル(足首丈)
サイドファスナー付 オープンクロッチ アンクルロングガードル(足首丈)

太ももの脂肪吸引直後のガードルは、術後の着脱、痛み、お手洗いの事などから、ファスナー有り、股空きタイプを優先して、今後もお勧めしていきたいと思います。

術後の着脱、痛み、お手洗いへの対応としましては、ウエストのサイズよりも、ファスナー有り、股空きタイプであることを優先した方がよろしいと考えています。
術後の痛みは個人差があり、事前に予測する事は難しいため、確実な商品をお選び頂く事で安心感が違うと思います。

また、ウエストのサイズが心配な場合でも、ホックの上1つ2つ分下げたところまでファスナーを上げてご着用頂けますので、ウエストも安心でございます。

4-2. ファスナー無し、股有りタイプ がおすすめの時は?

ニーロングガードル(ひざ下丈)
ニーロングガードル(ひざ下丈)

アンクルロングガードル(足首丈)
アンクルロングガードル(足首丈)

ファスナー無し、股有りタイプ のガードルがよろしいタイミングや、ご状況ご都合もあるかと思います。例えば、

1.
脂肪吸引術後5日くらい経過してからのご注文の場合。
(ご注文後から商品がお手元に届くまで2日くらいかかると考えると、商品が届いた頃には術後1週間くらい経過しています。痛みや腫れのピークの終わりが見えている段階になりますので、ファスナーなし、股有りをお選び頂き、長期間のご着用についてもお考え頂く事がお勧めです。

2.
脂肪吸引術後の圧迫期間を長く考えていらっしゃる場合で、術後の痛みやトイレの対応よりも、最初から最後までの圧迫期間を圧迫着1枚で過ごしたいと考えていらっしゃる場合。
( 術後の痛みやトイレが大変な期間は1週間~10日程度の方が多いようです。この期間を何とか乗り越えて頂ければ 、少しずつファスナーなし、股有りガードルの方が良くなってくると思います。)

3.
クリニック様へのご質問で4割程いらっしゃると思われる、脂肪吸引に ウエスト と 太もも が同じサイズになる方(Aの方)の場合。
(脂肪吸引前に、太ももに比べてウエストが細い方でも、術後の着脱、痛み、お手洗いの問題があります。ですがBの方よりも、ファスナーなし、股有りガードル をお選び頂きやすいと思います。)

など、他にもいろいろあると思います。ご着用者様のご状況によりご判断頂ければと存じます。

5.まとめ

脂肪吸引後のガードルはファスナー有り、股空きタイプがお勧めですが、商品選びにつきましてご理解頂きます事で、ご着用者様ごとにご自身に一番合ったものをお選び頂きます事がよろしいと考えております。
ご納得頂きましたガードルをご着用頂きます方が、術後の圧迫を頑張って頂けると思います。

このブログをご確認頂きまして、術後しばらくはお手洗いなどでの着脱の痛みの心配がある事、ウエストのサイズも考慮した商品選びサイズ選びの事、術後の経過日数によっては長期の着用の事も含めて考える事、など少し細かく考えて頂き最適な商品をお選びいただける様になって頂けましたら幸いです。

基本的には、今後もファスナー有り、股空タイプをお勧めしていく事に変わりませんが、ご着用者様にのご都合に合わせて、最適な商品をお選び頂けます様に努めて参りたいと思います。