最近、病院や高齢者施設の方、ご利用者のご家族の方から、フェイスサポーター、フェイス&ネックラップ、フェイスバンド、後頭部フェイスバンドのお問い合わせが増えております。
お聞きしてみましたら、「コロナの影響で人と接する機会を減らすため、今までよりも顎が外れないように注意しないといけない。」との事でございました。
「メディカル サラマシェリ」は医療用としてご使用頂くことが多い商品でございますが、介護用としても大変お勧めできる商品だと思いますので、その旨お話させて頂いております。
色々お問い合わせを頂いておりますので、この機会にこちらでご紹介させて頂きたいと思います(各商品レビューの中で、顎関節脱臼のものをまとめました。)
1-1.フェイスサポーター
レビュー①
O病院さん
【顎関節脱臼の予防】
アゴが外れやすい方に使用します。
こちらの商品は、他院から移ってきた患者様が使用していて知りました。
あごが外れたらすぐに入れられるわけではないので、外れない様にするために使っています。
顎が小さいためこちらのフェイスサポーターが使いやすく、通気性も良いです。
後頭部の三か所で留めるので、寝ている間に枕に擦れてズレてしまうこともなく安心です。
レビュー②
顎関節脱臼の予防さん
【とても良さそうです。】
98歳の母の顎関節脱臼の予防のために購入しました。
以前は頻繁に脱臼していたのが、今回久しぶりの脱臼でした。
脱臼したら口腔外科ではめてもらっていたのですが、病院には事前の予約が必要と言われますし、紹介状が必要だとも言われます。
そう言われてもいつ外れるかわからないので予約ができませんし、外れてしまったものは出来るだけ早くはめて頂かないといけません。
大きな病院では対応が難しい様なので、もっと小さな病院を探さないといけない様で大変困っています。
脱臼予防のためのサポーターは、既に1つ他社のものを買っているのですが、寝ている間に簡単に外せてしまう様で困っています。
こちらの商品はマジックテープでしっかり付くので安心です。
レビュー③
S 病院 リハビリ部さん
【習慣性顎関節脱臼の予防目的】
習慣性顎関節脱臼の予防目的として、購入させていただきました。
本来であれば、専用の下顎サポーターの方が良いのかもしれませんが、下顎部に傷があり、傷への負担を最小限に抑えるために広い面でのサポートを必要としているため、今回こちらを使用させていただくことにしました。
レビュー④
特別養護老人ホーム勤務さん
【特別養護老人ホームで使用です】
認知症の80歳女性のアゴが外れやすく、固定できたら安心だと思い顔のサポーターを探していましたところ、病院の先生からこちらを紹介されました。
まだ使い始めたばかりですが、素材も柔らかめで、肌辺りが良さそうなので使い続けられそうです。
レビュー⑤
医療介護系施設さん
【パーキンソン病のため着用します】
入居者様の顎関節脱臼を予防用するため着用をして頂きます。
サポーターを着用することで、開口制限をし、顎関節脱臼が起こらないようにしていきたいと考えています。
1-2.フェイス&ネック ラップ
レビュー①
50代女性さん
【顎の脱臼のため。】
80代の父の顎が外れてしまうため、先生に紹介されて購入を始めました。
昨日も外れて、今朝も外れました。毎日24時間着用しているため、少しずつ伸びてきますので、定期的に買い替えをしています。
レビュー②
60代男性さん
【顎の固定に使います。】
母が寝ている時にアゴが外れてしまうので、インターネットで見つけたこちらで、フェイスサポーター、フェイス&ネックラップを購入しました。
寝ている間の顎の力はかなり強い様で、フェイスサポーターでは負けてしまいそうなため、フェイスネックラップの方が良さそうです。
しばらく使用して良い方を続けていきたいと思います。
1-3.フェイスバンド
レビュー①
介護付きホームさん
【 介護付きホームで使用 】
圧を緩くでき、苦しさと言う点では見ていて安心。本人が不快を感じた際には、自ら取り外しができるため拘束の疑いをかけられず安心。
独り言の多い利用者様の場合、顎が良く動きどんどん下にズレて首にたまってしまうため、首下に不安が残る。
しっかり支えるといった医療的な面ではフェイスサポーター、介護現場で拘束を行わないという面ではフェイスバンドが良いと思う。
1-4.後頭部フェイスバンド
レビュー①
50代 男性さん
【習慣性顎関節脱臼】
母の顎関節脱臼に使用します。
このようなサポーターを購入するのは2回目になります。
以前は他のメーカーのものを購入しましたが、幅が細いせいか擦れて赤くなり心配をしていました。
買い替えるときには、幅の広めのものを購入しようと決めていて、今回こちらを見つけて初めて購入してみました。
付けた感想としては、他メーカーのものよりもしっかりしていて良さそうです。
耳がふさがってしまうのところが心配ですが、様子を見ていきたいと思います。
3.先生からのアドバイス
長期的に臥床の期間が続き、長時間口を開けたままの状態が多くなってくると、顎関節が脱臼してしまうようになってきます。この場合、下顎が前方にずれる前方脱臼の頻度が高く、また、既往のある人は更に注意が必要です。
脱臼のまま放置は、慢性化につながる心配があります。すぐに気が付くのは難しいかもしれませんが、顔が面長になる、閉口できない など何か様子がいつもと違うようでしたら、顎が外れている可能性があります。外れている場合には、早めの整復をして下さい。
ですが、整復することは医療行為です。基本的には医師か歯科医師しか行うことができませんので、 すぐに整復をすることはできない事が多いはずです。
当院の場合、介護系の施設様に訪問診療でご訪問していますが、毎日同じ施設様にご訪問しているわけではないので、現状としてはできるだけすぐに整復をするにとどまります。
脱臼した顎は整復した後も再脱臼しやすいため、再発防止の処置が必要になります。
具体的には、固定具の装着になりますが、当院ではこちらのフェイスサポーターを紹介しています。
注文からすぐに届くことが好評で 、着用感も良いです。固定具の装着が必要になったらできるだけ早めに装着を開始することがお勧めです。
補足
弊社でも、基本的には、フェイスサポーターをお勧めしております。よろしければ下記ページもご参考下さいませ。
4.まとめ
それぞれの商品にメリット・デメリットがありますので、ご使用者様のご様子に合わせて、4商品からご都合のよろしいものをお選びいただければと存じます。
顎関節脱臼の予防用として、一番ご使用頂けているのは、フェイスサポーターになりますので、ご参考下さいませ。
心配な方は、「お問い合わせ」からご相談下さいませ。