以前、ウエストニッパー付ショートガードルのご注文を下さったお客様から「シワのある商品が届いた」とご連絡を頂きました。
その時には、なぜこのような事をおっしゃっているのか分からず、「新品ですのでご安心下さい」の様なご返信をさせて頂いたかと記憶しております。
その後ずっと気になっておりましたところ、「もしかしたら立体裁断、立体縫製だから、シワがあるとおっしゃっていたのかも!?」と思いました。
メディカル サラマシェリ の商品は、ボディラインに合うように立体裁断、立体縫製で、 日本国内で製造されており、とても良い商品でございますので、この機会に改めてご説明させて頂きたいと思います。
1.ウエストニッパー付ショートガードルのヒップを確認
まず最初に、シワのある商品としてご意見を頂戴いたしました「ウエストニッパー付ショートガードル」のヒップにて立体裁断・立体縫製をご確認頂きたいと思います。
ヒップは相対的に大きな部分になりますので、立体裁断・立体縫製で大きな立体を作ります。
ご着用頂きました時には、ヒップを包み込みますので、とても着心地良くなりますが、置いた状態で商品を見ますと写真の様になりますのでシワがあり、新品ではないように見えてしまうかもしれません。
2. 立体裁断、立体縫製とは?
立体裁断と対比されるのが平面裁断です。
立体裁断を理解するには、平面裁断と比較するとわかりやすいと思いますので、合わせてご説明いたします。
2-1.立体裁断とは
人間のボディラインに合わせて型を取り、その型に合わせて生地を切ります。
ボディラインに合わせた場合、体には平らな部分はないため、1枚の大きな布では、ボディラインを再現できません。そのため複数に分けて型を取り、布を切り、そのいくつもの布を合わせて縫製し、1枚の衣類を仕上げます。
実際のシルエットを目で確認しながら、パターン作成が行える手法で着心地のよい衣類に仕上げる事ができますが、裁断機械ができるまでは、量産が難しかったと言われています。
2-2.平面裁断
平面裁断とは、平面上(机の上)で製図し、型を取る方法です。
人間のボディラインにぴったり合わせることはしませんので、ゆとりのある衣類を作る時の方法です。
例えば、Tシャツなどをイメージして頂くとわかりやすいと思います。
Tシャツなどは、机の上に広げた場合、シワなく、きれいに置くことができますが、これは平面裁断によって作られているためです。
主にアウターは、平面裁断のものが多いと思います。
3.メディカルサラマシェリの脂肪吸引後の圧迫着
立体裁断と言っても、簡単なものから、手の込んだものまで幅広くあります。
メディカルサラマシェリの商品は、手の込んだ立体裁断の商品になり、1955年の創業時からずっと、高機能高級品の補整下着を日本国内で製造している技術を用いて製造しています。
脂肪吸引後の圧迫着は、体のラインに細かく合わせて、きれいに脂肪吸引部位を圧迫する事が求められ、医療現場でも認められる高度な立体裁断で製造されるべきと考えております。
創業69年目になる弊社のが考えて型を起こしますので、技術力は業界屈指のため、この部分で他社と差が付けられていると考えております。
補足1
生地の裁断自体は弊社も機械で行います。
補足2
機能面を中心にご説明させて頂いておりますが、アウターに響かないように裁断縫製はできるだけ目立たない箇所で行うなど、機能以外もたくさん注意をしていますので、ご安心下さいませ。
4.立体縫製
「立体縫製」とは、「立体裁断」に比べあまり聞く機会が少ないかと存じますが、こちらの立体縫製にもとても高い技術が必要になります。
立体裁断で仕上げられた伸びる生地同士を合わせて、伸びる糸で縫製いたします事、これを弊社では立体縫製と言っていますが、これがとても難しいです。
例えば、「カーテンを作る工場でミシンを担当していました。」と言ってミシンの技術に自信を持って入社してきた社員でも、「伸びる生地と伸びる生地」を「伸びる糸」で縫製し、きれいに仕上げる事は簡単ではありません。
5.まとめ
メディカルサラマシェリの商品を、ご安心してご使用頂きますために、立体裁断・立体縫製を中心に、説明させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
メディカル サラマシェリ の脂肪吸引後の圧迫着は、弊社の熟練専門スタッフが型を起こし、立体裁断・立体縫製で生産をしている事をご理解頂けますと幸いです。
今までに、美容外科様、形成外科様を中心に約900病院様にご使用頂いてきた実績がございますので、安心して メディカル サラマシェリ の圧迫着をお選び頂ければと存じます。
ご不明な点等ございましたら、お気軽に「お問い合わせ」からご相談下さいませ。