※2021年9月9日
2005年から医療用圧迫着にたずさわっています。
その後今日まで、たくさんの病院にお伺いし、脂肪吸引や圧迫着の事を中心にたくさんのお話を聞いてきました。
どの先生や看護師さんも皆様「圧迫が大切」とおっしゃっていますが、圧迫着の選び方については、病院さんによって違いがあると感じています(メディカルサラマシェリには、複数の商品があるのはそのためです)。
そのため「これがおすすめ!」とはっきりお伝えする事ができませんが、大まかなお話になりながらも、ガードル、ストッキングについてメリット・デメリットをお伝えしていきたいと思います。
必ず参考になるとおもいますので、是非ご確認下さい。
1. ガードル
メリット
脂肪吸引術後は、しっかりした圧迫力で圧迫するようにと先生から指導があったと思います。
ガードルは、ストッキングと比べて圧迫力がとてもしっかりしている所が一番のポイントになります。
また、耐久性もしっかりしています。
術後3カ月もしくは頑張って6カ月圧迫する事を考えた場合、この耐久性の違いはとても大きいです。
ストッキングの場合、長期で圧迫するには必ず複数枚必要になりますので、期間が長いほどガードルの方が経済的ではないかと思います。
デメリット
ファスナー付き、股空きのガードルを選ばなかった場合には、圧迫力がしっかりしているので、着用する事が大変です。
また、お手洗いなどでは必ず着脱が必要になるので、要注意です。
(注意)
ストッキングを履いた上からガードルを着用する病院様もあります。
ストッキングで滑りやすくなるため、ガードルが履きやすくなります。
ですが、着用中にガードルが滑ってズレてしまう事もありますので、注意が必要です。
2. ストッキング(医療用)
メリット
一番のメリットは、脚の指先まで圧がある事です。
太ももの脂肪吸引をした場合、足先までむくみが出ることがありますので、足先まで圧がある点は良いです。
但し、指先はきつくないストッキングを選ぶようにしてください。
指先に圧を付けているストッキングはおそらくないと思いますが、指先がきついストッキングは時々見かけますので、要注意です。
ガードルに比べて圧迫力が弱いため、着脱がしやすい。
デメリット
脂肪吸引術後の圧迫としては、着圧が弱い。
医療用ストッキングで着圧が強いと言っても、やはりガードルと比べたら弱いです。
医療用ストッキングでは、引っ掛けても伝線しないなど、傷に強いものが多いです。
ですがガードルに比べるとやはり劣ります。
圧迫期間が3カ月、頑張る方で6カ月と考えた場合、耐久性も、やはりガードルの方がしっかりしていますのでストッキングでは劣ってしまいます。
3. どっちがおすすめ?
わたしは、ガードルを選ばれた方が良いと考えております。
「ファスナー有り、股空き」を選ぶかどうかは、状況ごとにご検討頂ければと思いますが、
着脱が痛みなどで大変であれば「ファスナー有り、股空き」のガードルを、
着脱に心配がなければ 「ファスナー無し、股有り」のガードルがおススメです。
着脱の痛みでお手洗いを我慢する事がないようにも十分お考えください。
4. まとめ
ガードルとストッキングの違いについて簡単にまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
それぞれにメリット、デメリットがありますので、ご自身の経過状況や生活に合わせて考えて、一番自分に合うものはどれなのか、考えてみて下さい。
先生や看護師さんにご相談頂きますのが安心ですが、上記も参考にして頂けますと幸いです。
心配な方は、「お問い合わせ」からご相談下さいませ。