メディカルサラマシェリは、月に数枚ですが、特注サイズを承り作らせて頂いており、特注サイズ のお問合せを頂きました際に、「3サイズくらい下げても大丈夫ですか？」とご質問を頂く事が時々ありました。
ふくよかな方の方が、標準的な体形の方よりも、サイズダウンが大きいだろうと考えておりましたが、先生や看護師さんに直接お聞きした事がありませんでしたので、「ふくよかな方が脂肪吸引をした場合の、サイズダウンについて」お教え頂きたく、クリニック様をご訪問し質問をさせて頂きました。
お話をお聞きし、特にウエストの脂肪吸引を中心に、更に理解を深める事ができましたので、これから脂肪吸引をご検討になられていらっしゃる方にもお伝えさせて頂きたく存じます。
脂肪の種類を理解するところからになりますので、ウエストの脂肪吸引でお話をさせて頂きますが、ウエスト以外の脂肪吸引をご検討になられていらっしゃる方にもご参考頂けるかと思います。
是非ご確認頂きまして、ご参考頂けましたら幸いです。
1.体脂肪とは？
体脂肪は、皮下脂肪 と 内臓脂肪 の２つに分類されます。
・皮下脂肪
女性に多く、お尻や太ももなど下半身に脂肪がつきやすい
皮下脂肪は、皮膚と筋肉の間につき、つまめる脂肪です。
・内臓脂肪
男性に多く、お腹周りに脂肪がつきやすい
内臓脂肪は、内臓の周りにつきます。
2.脂肪吸引で取れるのは、どっちの脂肪？
2-1.皮下脂肪
脂肪吸引で取れるのは、皮下脂肪 です。
皮下脂肪は、体温保持などの役割があるため燃えにくく、落ちにくいのが特徴です。
脂肪吸引は、「つまめる肉」である「皮下脂肪」を部分的に減らし、ボディラインを整えるのに有効です。
※二の腕、太ももなどの脂肪は、ほぼ皮下脂肪になります。
2-2.内臓脂肪
内臓脂肪は、臓器を傷つけてしまう可能性が高いので、脂肪吸引できません。
ですが、ダイエットで先に落ちるのは内臓脂肪です（皮下脂肪は後から落ちます）。
内臓脂肪は肝臓脂肪の次に燃焼されやすく、食事制限や運動で比較的早く減らせるため、ダイエット開始初期にお腹周りがすっきりするなどの効果を実感しやすいです。
※内臓脂肪は、ウエストの脂肪吸引の時だけ考える脂肪になります。
3.圧迫着のサイズ選びは
皮下脂肪、内臓脂肪についてご理解頂きました所で、タイトルの「体形別：圧迫着のサイズ選びの考え方」につきましてご説明させて頂きます。
注意
脂肪の吸引量や、患者様のお肌のご状況など色々総合して、サイズをお選び頂きます事が大切になります。ご相談頂ける場合には、先生や看護師さんにご確認頂けますと安心でございます。
3-1.標準的な体形の方
標準的な体形の場合は、今まで通り、脂肪吸引をする前のサイズから、１～２サイズダウンでお選びください。
①脂肪吸引術の直後を優先するのか、ハレのピークが過ぎて細くなってきてからを優先するのか
②脂肪吸引術前がMサイズだとした場合、Sサイズに近いMなのか、Lサイズに近いMなのか
を掛け合わせてお考えくださいませ。
3-2.ふくよかな体形の方
※こちらが今回の1番のポイントです！
先生や看護師さんに、
『ふくよかな方の場合、内臓脂肪も多いので、「すごいたくさん脂肪が取れそう」と見えても、３～４サイズもダウンする事はあまりないと思います。クリニックで先生や看護師さんに確認をして頂くのが安心です。』
や
『 脂肪の吸引量が多すぎると、皮膚のたるみや不自然な凹凸のリスク、体への負担も高まります。 「脂肪を取れるだけ取る」と考えるのは危険を伴いますので、 先生と相談しながら計画的に進めていく事がお勧めです。 』
とお教え頂きました。
上記アドバイスから考えますと、
標準体形の方よりも2サイズダウンの可能性は高くなりますが、 ふくよかな方の場合でも、脂肪吸引前の1～2サイズ下の圧迫着をお選び頂きます可能性が十分にあるとわかりました。
（3サイズダウンの方もいらっしゃると思いますので、事前に先生や看護師さんにご確認頂けますと安心です。）
4.まとめ
「体形別：圧迫着のサイズ選び」につきまして、ご説明をさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか？
ふくよかな方の場合、標準体形の方よりも脂肪吸引後のサイズダウンが大きい可能性が高いので、2サイズダウンくらいが目安になるのかと思いました。
お電話で大きめサイズ（特注）のご相談頂きました際には、
①先生や看護師さんにご相談頂きます事を優先
②目安として２サイズダウンくらい（①を優先とご理解頂きましてから）
とお話させて頂く事を考えております。
また、もし機会がありましたら、
・体脂肪には、皮膚の下につく「皮下脂肪」と、内臓の周りにつく「内臓脂肪」がある事。
・脂肪吸引で吸引できる脂肪は、「皮下脂肪」のみである事
もお伝えさせて頂き、脂肪吸引を正しくご理解頂けます様努めて参りたいと思います。
ご不明な点等ございましたら、お気軽に「お問い合わせ」からご相談下さいませ。
