
ガードルのご購入を検討されている方から、「脂肪吸引後のガードルはどれを選べばよいですか?」とお問合せを頂く事がございます。
サラマシェリのガードルは大きく分けると、
①「ファスナー無し、股有り」タイプ(写真左)
②「ファスナー有り、股無し」タイプ(写真右)
の2種類になります。
弊社としましては、脂肪の吸引量やお肌のご様子なども含めご検討頂けますと安心でございますので、脂肪吸引をされるクリニック様にご相談頂きます事が一番良いと考えておりますが、弊社からも商品選びの考え方をお話をさせて頂くようにしております。
痩身目的の脂肪吸引術をベースに、脂肪吸引術後の体の変化(ハレ、むくみ、痛みなど)などをお話をさせて頂き、個人差がある事を前提とし、商品選びの考え方 + サイズ選びの考え方をお伝えさせて頂いております。
(※乳房再建に伴う脂肪吸引術、リンパ浮腫の治療として脂肪吸引術の場合にも、目的に合わせてご説明させて頂きますので、脂肪吸引の目的を最初にお教え頂けますと幸いです。)
直接お会いしてご状況を確認させて頂く事が難しいので、考え方をお伝えいたしまして、最終的なご判断はお客様にお願いしてございます。予めご了承くださいませ。
また、 クリニック様にもご相談頂ける場合には、できるだけ先生や看護師さんにもご確認頂けますと安心でございます。よろしくお願い申し上げます。
上記をご理解頂きましてご参考頂けましたら幸いです。
下記、参考としてご確認くださいませ。
1.脂肪吸引後の痛み、腫れ、(かゆみ)
1-1. 痛み、腫れ、(かゆみ)の強い間
ファスナー付き、股空きタイプのガードルをお勧めしているのは、痛み、腫れ、(かゆみ)、 の強い間です。
痛みのピークが先で脂肪吸引術後5~7日頃まで、腫れのピークは後で脂肪吸引術後1週間~10日頃までが目安となります。かゆみは出ますと更に長く続く可能性があります。
痛みがあるうちは、お手洗いなどでの着脱の回数を減らせるため、股 (クロッチ) 部分がオープンになっている事は大変便利ですし、着脱をする際には、ファスナー付きの方が楽に着脱できます。
また、かゆみも出てきます。皮膚の摩擦、乾燥、かぶれ などが原因となりますが、かゆみが続くと水ぶくれを起こし、色素沈着を引き起こすこともありますで、できるだけかゆみの原因を作らない様にしてあげる事が大切です。
かゆみは長く続きますが、腫れのピークが過ぎるまでを、ファスナー付き、股空きタイプのガードルをお勧めする様にしています。
補足
筋肉痛の様な強い痛みのピークは5~7日くらいで終わりますが、 その後1週間くらいしびれの様なピリピリ感は残ります。
このページの「痛み」は、 筋肉痛の様な強い痛みの事になります。
1-2.落ち着いたら着心地なども含めて考える
ファスナー無し、股有りタイプのガードルの方が着用感が良く、ファスナーがアウターにひびく心配もないなど、仕事での外出などまで含めて考えますと、こちらの方が適していると考えています。
むくみ、硬さ、皮膚の収縮がしっかり落ち着くのは6ヶ月後と言われております。
できるだけ長く圧迫をして頂く事をお勧めしておりますので、外出時、就寝時などに圧迫する場合、ファスナーは無い方が長期間の圧迫を続けやすいと考えております。
2. 既に脂肪吸引された方(太もも)
基本的に、日数が経過していく程、ファスナー無し、股有りガードルがお勧めとなります。
脂肪吸引をされてからの経過日数別にご説明いたします。
2-1.脂肪吸引術後:3日以内
脂肪吸引後の痛みのピークは術後5~7日頃まで、 腫れのピークは、術後1週間~10日頃までと言われており、脂肪吸引術後3日目であれば痛みもまだ数日続きますし、腫れのピークはこれからです。
そのため、脂肪吸引術後3日以内であれば、ファスナー付き、股空きタイプのガードルがお勧めでございます。
2-2.脂肪吸引術後:5日前後経過
5日前後経過している場合には、ファスナー付き股無し、ファスナー無し股有りのどちらをお選び頂くかとても難しい時期になります。ご自身のご状況に合わせて、お選び頂きます様お願い申し上げます。
例えば、お問合せ頂きましたのが、脂肪吸引をされて5日目だったとして、ご購入後すぐに発送をしても6日目、7日目辺りに商品が届くことになります。
そのため、痛みのピークは5~7日くらいまで、腫れのピークが1週間~10日くらいと考えますと、商品到着時には既に、痛みのピークが過ぎ始め、腫れのピークを迎えている頃になるかと思います。
個人差がありますので事前の予想は難しいですが、10日前後経過していても、もしまだ腫れだけでなく、強めの痛みもある方であればファスナー付き、股空きタイプのガードル でもよろしいのかもしれませんが、痛みの引きが早い方であれば、ファスナー無し、股有りタイプのガードルでもよろしいかもと考えております。
2-3.脂肪吸引術後:1週間以上経過
脂肪吸引術後の経過が落ち着いてきますと外出されることも出てくると思いますので、1週間以上経過しているのであれば、ファスナー無し、股有りタイプのガードルが お勧めです。
(ファスナー無し、股有り の方が着心地が良いですし、長期の着用には適していると考えています。)
痛みのピークは過ぎている可能性が高く、しびれのようなピリピリする痛みがあっても、通常であればあと1週間もすれば更に痛みが引いてくる方が多いと思います。
ご注文を頂戴しましてから、お客様に商品が届くまで1~2日かかるとしましたら、ピリピリの痛みに耐えるのも残り数日となる可能性が高いですし、早い方であれば腫れもピークも過ぎ始めている可能性もあります。
この様に考えた場合、 着心地が良く長期間のご着用がしやすいファスナー無し、股有りタイプのガードルをお選び頂きます事がよろしいと考えております。
3.これから脂肪吸引する方(太もも)
これから脂肪吸引をされるのであれば、まずは「ファスナー付き股空きガードル」をご検討下さいませ。
脂肪吸引後は、ほとんどん方で痛みが出ますので、お手洗いについてお考えいただきますと大変安心でございます。
お手洗いの際に、「ファスナー付き股空きガードル」であれば、股が空いておりますので、着脱の必要がございません。履いたままではもしどうしても気になるようでしたら、ファスナーを下げてお手洗いをして頂く事もできます。
(痛みでお手洗いを我慢してしまい、体調を崩してしまう方もいらっしゃるようですので、よくご検討頂けますと安心です。)
腫れのピーク(脂肪吸引後1週間~10日)が過ぎるまでを目安に、「ファスナー付き股空きガードル」がよろしいと考えております。
ご注意
ショーツを履く場合には、ガードルの上からお履き下さい。
4. ファスナー有り股無しガードルの着用時の注意点
「股空きガードル」ですので、左右の脚の付け根までしっかり圧迫できるように、両手でしっかり股上を上げて、付け根に合わせてご着用下さいませ。
「股空きガードル」は、ガードルの腰部分を上に引っ張ってご着用頂きました場合、内股の付け根まで生地が上がりきらず、内股の付け根の圧迫がしっかりできない心配がございます。
ご着用の際は内股の付け根をご確認頂き、しっかり股上を上げて付け根に合わせてご着用下さいませ。
こちらの注意点につきましては、「股空きガードル」にする事で、どうしても回避できない注意点でございます。ご理解頂きまして、ご着用者様にご注意頂けます様、何卒よろしくお願い申し上げます。
5.長期のご着用にお勧めはどっち?
脂肪吸引後落ち着いてき始めて、外出される場合、(腰部分が特にですが、)ファスナーがアウターにひびくとご意見を頂いた事がございます。
「むくみや硬さ、皮膚の収縮が落ち着くのは6ヶ月後」、「1ヶ月後からさらに細くなる方が多い」とお聞きしていますし、 1ヶ月目以降でも圧迫着をできるだけご着用頂いた方が、 仕上がりも経過も良く、すっきりしていくともお聞きしております。
できるだけ長くご着用頂きますには、「ファスナー無し股有りガードル」の方が履き心地も良いですし、お勧めと考えております。
6.まとめ
脂肪吸引後の経過日数別で、お勧めのガードルを、ファスナー有り無し、股の有り無しを中心にご説明をさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
弊社から商品選びの考え方をお伝えさせて頂きましたが、もしクリニック様にもご相談頂ける場合には、できるだけ先生や看護師さんにもご確認頂けますと安心でございます。改めてよろしくお願い申し上げます。
このページで大切なことを再度分かりやすくお伝えいたしますと、
基本的には、日数が経過している程、「ファスナー無し股有りガードル」がお勧めとなります 。
個人差がありますのでご自身のご様子から判断が必要になりますが、「痛みのピークは脂肪吸引後、5~7日頃まで」 、「ハレのピークは脂肪吸引後、1週間~10日頃」を前提と考えた場合、商品到着まで2日前後かかりますので、ご注文日が術後5日目くらいがどちらのガードルにするのか判断の分岐の目安の様に思います。
・脂肪吸引をする前 or 脂肪吸引をして5日以内 であれば、「ファスナー有り股無しガードル」
・脂肪吸引をして5日以上経過しているのであれば、「ファスナー無し股有りガードル」
最後に改めてお伝えさせて頂きますが、
脂肪の吸引量やお肌のご様子なども含めご検討頂けますと安心でございますので、 クリニック様にご確認頂ける様であれば、できるだけ先生や看護師さんにもご相談下さいませ。
長くなりましたが、最後までご確認頂けまして、ありがとうございました。
ご不明な点等ございましたら、お気軽に「お問い合わせ」からご相談下さいませ。