太ももの脂肪吸引術後のガードル:着用期間、種類、長さなど

サラマシェリの圧迫着は、たくさんの方にご使用頂いております。誠にありがとうございます。
下半身の脂肪吸引をされる方から、ご購入前にお問合せを頂く事ご質問として「太ももの脂肪吸引後のガードルはどれがお勧めですか?」がございます。

ガードルは丈の長さが3タイプ、ファスナー付き、股部分が空いているなど種類が多いため、どのガードルを選んでいいか分からないとご心配頂くようです。
平日9時~18時の間であればお電話(サラマシェリ直通:027-321-6222)でお問合せ頂けましたらご説明させて頂きますが、お仕事などでお電話が難しい方もいらっしゃると思いますので、こちらの記事で、ご説明させて頂きたいと思います。
サラマシェリには色々なガードルがございますので、それぞれの違いや意味をご理解頂き、ご自身に当てはめてお考え頂きながら、是非お読みくださいませ。

太ももの脂肪吸引後は、必ず専用の圧迫着で圧迫する事になりますが、みなさまはなぜ脂肪吸引後に圧迫が必要かご存知でしょうか?まずは脂肪吸引後に圧迫が必要な理由から確認していきたいと思います。

1. なぜ脂肪吸引後に圧迫が必要か(3つの理由)

なぜ脂肪吸引後に圧迫が必要かと申しますと、脂肪を抜き取られた層には空間ができますので、できるだけ上手にきれいに、この空間をくっつけてなくしてあげるためです。」と、ある有名な先生はおっしゃっています。

下半身の脂肪吸引後にガードルを着用することで、患部に適切な圧をかけて、この空間の組織と組織をくっつけてあげます。圧迫して組織と組織をくっつけてあげることで、止血効果などもあり、術後に起こるダウンタイム症状を抑えることができます。以下に、その効果を詳しくご紹介します。 3つの理由があります。

腫れ・むくみの軽減
腫れは「手術当日~1週間頃まで」出ることが多く、時間の経過とともに治まっていきます。
ガードルで患部を圧迫することで腫れが抑えられますので、ガードルをご着用頂きますと安心です。
むくみは術後にリンパ液や麻酔液が体内に停滞するため出てきます。個人差はありますが、「手術後1週間~10日頃がピーク」の方が多いようですが、1〜3ヶ月かけて落ち着いていきます。
脂肪吸引術後は重力の影響で、患部より下がむくみやすいので、ガードルで圧迫する際は、長めのガードルをお選び頂くとよろしいと思います。

内出血・痛みの軽減
内出血は、手術翌日から少しずつ出てきて、手術後1週間頃がピークの方が多く、ほとんどの方は2週間程度で落ち付いてきます。ガードルをご着用頂くことで 患部を押さえることができますので「止血効果」が期待できます。内出血を最小限に抑えられる様、ガードルのご着用がお勧めです。

痛みは、筋肉痛のような「痛み」で、手術後に麻酔が切れてから2〜3日後がピークになります。
痛みは1週間程で落ち着いてきますが、その間の痛み軽減にも、圧迫固定が効果的です。
出血をした時に傷口を手で押さえて止血したり、傷みがある部分を手で押さえると痛みが緩和するかと思いますが、これと同じ様に考えて下さい。

皮膚の収縮を助ける
脂肪吸引で脂肪を一気に取ると皮膚がタルミやすくなりますで、ガードルで圧迫固定する事で皮膚の収縮がきれいに進むようにサポートします。

※圧迫着を着用せずにいると、感染症状のリスクが高くなることもあるようですので、しっかり圧迫して頂いた方が安心です。

2.ガードルの種類

2-1.丈の長さ

太ももの脂肪吸引後にご着用頂くガードルについてご紹介いたします。
太ももの脂肪吸引術後の圧迫をする場合、通常は、足首丈ひざ下丈になります。
ですが、服装(仕事着)や季節(暑すぎる)など何らかの理由により、足首丈、ひざ下丈を履くのは難しいが、短い丈のガード(ひざ上丈)ルであれば圧迫を継続できる場合もあるようで、ひざ上丈までご用意しております。

2-1-1. 足首丈ガードル

太もも脂肪吸引後の圧迫着として一番多く選ばれている丈のが、足首丈ガードルです。
太もものみの脂肪吸引であっても、手術後は足先に向かってむくみが出てきますので、足首まで圧迫することが重要と考えられています。
ひざ下丈とハイソックスを組み合わせて脚全体を圧迫して頂くよりも、足首丈ガードルのみで圧迫して頂く方がつなぎ目がなく、きれいに圧迫して頂けます。

2-1-2. ひざ下丈ガードル

太もも脂肪吸引後の圧迫着として二番目に選ばれている丈は、ひざ下ガードルです。
むくみが足先まで出るようであれば、着圧ハイソックスも一緒にお履き頂くことで、全体が圧迫できます。暑い季節の場合には、ひざ下丈ガードルを24時間履きながら、様子に合わせてハイソックスもお履き頂けることも便利です。

2-1-3. ひざ上丈ガードル

脂肪吸引術後に早く職場復帰をされる方からご要望頂き、生産販売を開始したのがひざ上丈ガードルです。
スカートを履いても見えない事や、脂肪吸引術後1カ月以上経過し着用の負担を減らすために、丈の短いものが好まれる方もいらっしゃる事から、術後の圧迫と生活を両立させるガードルとして役に立つガードルです。

下写真はメディカルサラマシェリのガードルになります。丈の違いをご参考下さい。

アンクルロングガードル(足首丈)
アンクルロングガードル(足首丈)
ニーロングガードル(ひざ下丈)
ニーロングガードル(ひざ下丈)

フルロングガードル(ひざ上丈)
フルロングガードル(ひざ上丈)

2-2.ファスナー付き、股開き

2-2-1.ファスナー付き

着脱しやすいよう「ファスナー付き」があります。

ファスナーの位置はメーカーによって異なり、 両サイドについているもの、フロントについているものがありますが、両サイドに付いている方をお勧めしています。
脂肪吸引術直後でベットに横になっている患者様(まだフラフラしている)に、看護師さんがガードルを履かせて下さいますが、その際には両サイドのファスナーで大きく開ける方が、短い時間できれいに履かせることができます。
患者様はフラフラな状態ですので、看護師さんにかなり頑張って頂く事になりますが、「きれいに履かせてあげられるので安心です」と看護師さんも両サイドのファスナーがご好評です。

また、術後少し落ち着いてきてご自身で着用になる際も、痛みに耐えながらのご着用でも、両サイドのファスナーですと深く履きやすく、内ももをしっかり圧迫できることにつながりますので、安心です。
できるだけ着脱の回数を減らす工夫をなされると思いますが、どうしても着脱は避けられませんので、ご検討の際の1つとしてお考え下さいませ。

2-2-2. 股開き

下半身の脂肪吸引術後に、みなさんが心配になる事として、お手洗い(トイレ)がありますが、股の部分が空いている「股開きタイプ」ですと安心頂けます。
お手洗いの際、着脱の必要がないため、ご安心して術後期間をお過ごし頂けます。

着脱に痛みがあるとお手洗いを我慢してしまい、体調を崩してしまう方がいるようです。
稀に術後の痛みが少ない方もいらっしゃるようですが、お手洗いの事も考えて事前に備えて頂けました方がご安心頂けるかと存じます。

下写真はメディカルサラマシェリのファスナー付き、股空きのガードルになります。丈の違いをご参考下さい。

サイドファスナー付 オープンクロッチ ニーロングガードル(ひざ下丈)
サイドファスナー付 オープンクロッチ ニーロングガードル(ひざ下丈)
サイドファスナー付 オープンクロッチ アンクルロングガードル(足首丈)
サイドファスナー付 オープンクロッチ アンクルロングガードル(足首丈)

3.圧迫期間について

クリニックによって、圧迫期間が違う場合があり、このことについて先生や看護師さんにお聞きしたことがあります。お聞きした圧迫期間が短い理由を3つにまとめると、
・脂肪の吸引量が少ない。
・3か月程度圧迫した方が良いが、患者さんの負担になる場合があるので短くしている。
・圧迫期間を短くすることで、医師の技術が高いと思わせることができるだろう。
になります。推測の部分も含めてお話頂いておりますが、傾向を感じ取れたと思います。

多くの先生は、脂肪吸引後の圧迫は大切であるとおっしゃっていますので、引き続き3か月を目安に考えていきたいと思います。それでは、
1.なぜ脂肪吸引後に圧迫が必要か(3つの理由)と合わせてご確認頂きやすい様に、
①腫れ・むくみの軽減 ②内出血・痛みの軽減 ③皮膚の収縮を助ける
を期間別にご説明させて頂きます。  

3-1. 脂肪吸引術後、1~3カ月まで

腫れ・むくみの軽減 ②内出血・痛みの軽減 はこの期間がメインになりますので、圧迫がとても大切な時期になります。

皮膚の収縮を助ける
脂肪吸引後、1ヶ月後をピークに吸引部位の皮膚が硬くなったり、凹凸になることがあります。
これは拘縮と言われれいます。
この拘縮を出来るだけ起こさない様にするために、皮膚の収縮を助けてあげます。
圧迫をすることで、脂肪を吸引した箇所の空間をくっつけて無くして、硬化(線維化)を防ぎます。(この拘縮は、3~4カ月程度で通常はもとに戻りますが、できるだけ起こさない方が安心です)

3-2. 脂肪吸引術後、3~6カ月まで

圧迫はいつまで続けるのか?
ここからが「意識」によって、圧迫を継続するかどうかが変わってきます。

1ミリでも細く、そしてきれいな仕上がりにするために、圧迫期間を長くすることは良い事ばかりで、悪いことは何もないと思います。

脂肪吸引で脂肪がなくなった空間には、接着剤のような役割をする線維組織が入り込みます。
圧迫する事で、この接着剤の使用量を少なくする事、そして、きれいに接着させる事ができるようになります。
この接着は、3カ月経過後もゆるやかに進んでおり、6カ月前後まで行われるとされております。

4.最後に

まだ色々お話さえて頂きたいこともございましたが、長くなってしまいましたので、まだ別の機会にお伝えさせて頂ければと思います。

下記もご参考頂けると思いますので、
メディカルサラマシェリ オンラインショップ:初めてのお客様 のページに、
1.圧迫力と圧迫時間のバランス(考え方)
2.細くなることが脂肪吸引の一番の目的なので、細くなることに論点を当てた先生のお話
がございます。ご参考頂けると思いますので、よろしければ是非ご確認下さいませ。

圧迫はとても大切です。
1ミリでも細く!
きれいな仕上がりにする!
を意識して、1日でも長く圧迫を続けてみてはいかがでしょうか 。

メディカル サラマシェリの圧迫着は、日本人の体形に合わせて企画された安心の日本製で、国内約850病院にご使用頂けました実勢がありますので、ご安心頂けます。
長く圧迫して頂けるように耐久性にもしっかり注意をして、病院様や医療機関様と共同で開発しておりますので、よろしければ是非ご検討下さいませ。

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